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●2018年12月  <石けん学習会>

 みなさん、こんにちは。

 12月ですのに、温かい日が続きますね。

 野菜たちがぐんぐん育って、サニーレタスやブロッコリー、小松菜の収穫に忙しいこの頃です。

 畑で働いていますと、汗をぐっしょりかきました。季節はいつ?という感じです。

 

  ところで、先日「いのちと水の連続学習会」というのに行ってきました。

 石けんについての5回の講座だったのですが、とても収穫の多い講座でした。

  まず、小平市は東京都で初めて「地下水条例」と作ったり、

 市で「合成洗剤を持ち込まないでください」というキャンペーンをはったり、

 とても環境に配慮した先進的な取り組みをしているところですが、その原因が分かりました。

 能勢富美子さんら女たちが市役所に押しかけて、石けんの資料を渡し、

 ずっと話し合いをつづけてきたのです。素晴らしいですね、女たち。

  

  石けんでクリーニング屋さんをしている白栄舎さんの

 「石けんで何でも洗える」というお話しもよかったです。実演で石けんの洗濯力を実感しました。

  

  川崎市民の石けんプラント見学も感動しました。学校や家庭から廃油を集め、石けんを作り、

 車を動かすガソリンの代わりにも使っているのですよ。それに、組織改革にも取り組み、

 健常者と障がい者を同一賃金にしていました。

  日本にもいい取り組みが至る所で行われているのですね。

 

  私は生協に加入したした40年前から、石けん生活をしてきました。

 学校に勤めていた頃は職場の洗剤を石けんに変えたり、子どもたちや親たちにも伝えてきました。

 でも、退職し、しばらく洗剤のことはあまり意識していませんでした。

  今回の充実した講座のおかげで革めて、石けんのよさに目覚めた次第です。

 

  目覚めて、周りを見ると、周りは40年前以上に合成洗剤で溢れています。

 テレビのCMや広告は合成洗剤ばかりですし、生協に加入している人も合成洗剤を使っていたり、

 江戸川区の公共施設も合成洗剤だらけ。

 

  1999年に制定されたPRTR法(化学物質排出把握管理促進法)では、

 合成洗剤が「人の健康を損ない、動植物の生息に支障を及ぼす恐れがある物質」

 として、指定されています。

  ですから、一応、区長も「石けん使用を広めます」と言ってはいるのですが、

 なかなか広がってはいないようです。

  私たちの力で、小平市みたいに「石けんの家」を江戸川区でも広めたいなと思いました。

 

 ●2018年11月   <手しごと>

みなさま、こんにちは。

 気持ちのよい秋晴れの日が続きますね。

 私はこの頃、昼間はさつまいもや大根、落花生を干したり、お布団を干したり、

お日様の愛を感じながら、ほっこりとしたうれしい日々とを過ごしています。

 そして、秋の静かな夜長は、切り絵で「紙仏」を創ったり、金星の糸かけをしたり、針しごとをしたり、

ついつい夜更かし。物作りは楽しくて止められないのが、玉に瑕ですね。

 

 物作りと言えば、みなさん「下町ロケット」をご存知ですか。

私は普段あまりテレビは見ませんが、これは時々観ています。

げんげ工房の物作りとはもちろん雲泥の差ですが、

日本の物作りの現場が精魂傾けて取り組んでいる様子がわかりますし、

弱小企業の経営困難の縮図が、このドラマにあるような気がして、感情移入して観ています。

 

 それに「下町ロケット」の撮影がなんとわが家の前で時々あるのです。

朝早くに30~40人の人がごそごそ動き回り、初めは何事かと驚きました。

 阿部寛さんが熱演なさっているところも見ることができましたよ。

 映画「男はつらいよ」は家の前が定番のロケ地だったのですが、「下町ロケット」も定番のようです。

 そのこともあって、余計、感情移入するのでしょうね。

 

 それにしても、とにかく物作り・手仕事は夢中になりがちですね。

 夜更かしせぬよう、お互い楽しみましょう。

●2018年10月  <マイクロプラスチック>

 みなさま、こんにちは。

 急に秋めいてきましたね。爽やかな風が心地よい日々です。

 

 ところで、最近、新聞、雑誌、生協関係などで、プラスチックについての記事が多いですね。

私もとても気になって、いろいろ調べてみたのですが、1868年のセルロイドの発見からの

長年のプラスチックの使用で地球全体の環境が大変なことになっているようです。

 

 みなさんはご存知かもしれませんが、私は驚くことばかりでした。

まず、驚いたのは海はすでにプラスチックのスープになっていて、

海水からの塩はほとんどマイクロプラスチックが含まれているということ。

また、日本周辺の魚の4割が体の中にプラスチックをとりこんでしまっているということでした。

 

 それから、化学繊維の服やプラスチック製品は使っている内に粉塵となり、

そのマイクロプラスチックが大気中にまき散らされていることです。

そして、驚愕したのは、大気中や化繊の洗濯時のマイクロプラスチックが下水に流れ、

まわりまわって、水道水にまで入ってしまっているということでした。

 本当にこわいですね。

 

 シュタイナーは早くからプラスチックの危険性に気付き、

「シュタイナーの美しい生活」にはプラスチックは無用ですが、

兎に角、今、できることからプラスチックの使用を止めたいと思いました。

 世界では多くの国が様々なプラスチックの使用制限に取り組んでいます。

 「海洋プラスチック憲章」もできました。

 でも、悲しいことに日本とアメリカはこれに署名拒否をしています。やれやれ。

プラスチック問題だけ見ても、日本の政治を変える必要性を痛感したことでした。

                                         『シュタイナーの美しい生活』シュタイナー 風濤社

 

2018年9月  <砂浴>

 みなさま、こんにちは。

 お元気に今夏の猛暑をお過ごしになられましたでしょうか。

 

 私はこの夏、初めての「砂療法(砂浴)」を体験するため、島根県の米子であった

「あなたと健康社」の健康学園に参加をしてきました。

 砂は不思議なのですが、体の中の不要な物を取ってくれます。

昔の人はふぐの毒に当たった時、砂の中に一晩中入っていたそうです。

 「あなたと健康社」では、これを手当てに使います。舌がん、肺がん、リウマチの方々が

砂浴でよくなったお話しをお聞きしました。

 私たちのそばにある自然の物はなんと巧くできていることでしょうね。

感謝しても感謝しきれません。

 

 今回、私の砂浴は、2時間あまりしかできなかったのですが、

それでも反応はいろいろあり、体の調子がわかりおもしろかったです。

 特に反応があったのが左膝です。虫に刺されたような痛みがはしったり、かゆくなったりして、

よくないものが出て行っている実感がありました。

 それになにより、海岸で砂にすっぽり埋もれて、何時間も、遠い水平線や波形を眺め、

すぐそばに波の音を聞きながら過ごすというのは、なんと気持ちのよいことでしょう。

まるで、地球の体内に抱かれ慈しまれているような安心感、幸福感があり、

悠久の時の中で、今ここにあることの有難さを思いました。

 

 2018年7月    <ベーシックインカム>

 みなさま、こんにちは。

 先日、私の関わっている市民グループで「ベーシックインカムってなに?」というテーマで

 集まりを持ちました。

  みなさんはベーシックインカム(BI)って、ご存知ですか。

 BIは「すべての個人に無条件で、働いている人も働いていない人にも、

 生存を保障する所得を支給する」という社会政策です。

  私は20年ほど前に、この政策を知ってから、BIの実現を切望しています。

 BIはシュタイナーのいう「経済の友愛」のまさに顕現化でもあります。

 

  日本は経済格差が進み、貧困層が増えてきて、それが原因の様々な問題がでてきていますね。

 生活保護制度が十分に機能せず、支援の必要な人の2割にしか、支給されていないそうです

 BIで生存権が保障されると、今、生き辛いと思っている人の幾人かは救われるかもしれませんね。

 

  最近、BIはダボス会議でも議題にのぼりましたし、

 スイスではBIの実施を問う国民投票も行われました。

 ご存知のように、フィンランド、カナダなどでは、一部実施されています。

  

  日本でも多くの政党がマニフェストにBIを掲げていますが、どうなることでしょう。

 七夕さまにも「ベーシックインカムが実現できますように」とお願いいたしますね。

 

   なお、8月はほぼお休みになります。

 9月から、またよろしくお願いいたします。

 

●2018年6月 <シャンテイクティと遊学舎>

 みなさん、こんにちは。

  先月、ブラウンズフィールドをご紹介しましたが、

  今月もすてきな宿泊・ワークの場所に行きましたので、ご紹介いたします。

  

    そこは長野県安曇野の臼井健二さん、朋子さんのシャンテイクティ。

 広い庭はパーマカルチャーの畑で、食事はそこで取れたおいしいお野菜のお料理。

 庭の片隅には、とても清らかな湧き水の流れまであります。

 「おひさま」というシュタイナーの保育園やシードバンクの建物もあるのですが、

 その建物が実に愛らしく、キュートでほんとに魅力的なのです。

  朝は朋子さんのヨガ・レッスンもあり、リフレッシュするのに最適のところだと思いました。

 

  シャンテイクティの後は、少し北の美麻村の遊学舎に行きました。

 25年程前、子どもたちを連れて、毎年行っていたところです。

 その後、火事で焼失してしまい、今は家が2・3軒が建っているだけです。

 でも、そこを再建しようという話があり、友人が再建に関わっているので訪ねてみました。

  昔は、アース・ギャザリング、いのちの祭り、賢治の学校、山の学校などがあったところなので、

 再建できれば、また、元気をいただけるいい場所になることでしょう。

  

  そう云えば、最近、いろんなところで、いい場所が増え、

 人々が以前より、動き始めている気がします。

  70年・80年代の元気な時代が、また来るかもしれませんね。楽しみです。

 

●2018年5月 <ブラウンズフィールド>

  みなさん、こんにちは。

  先日、岡本よりたかさんの農業講座で、ブラウンズフィールドに行ってきました。

 ご存知の方も多いと思いますが、マクロビオティック料理家の中島デコさんのお住まいです。

 大きい大きい木々に囲まれた広い土地。点在する個性的な家。

 家の庭の前には畑と田んぼが広がり、とても気持ちのよいところでした。

 

  そこで一日目はパーマカルチャーの畑作りをしました。

 風水を考えて畝を作り、真ん中には円形の花壇。雑草は残すものと、刈るものを区別しました。

 よりたかさんや参加者の方々の草への愛が満ちていて、心躍る作業でした。

 

  夕食は火を起こしてナンをカマドで焼きました。デザートの黒米のおいしかったこと!

 この合宿はお料理の学びも大きくおもしろいです。

 

  泊まった所は築250年の古民家。

 その夜は大嵐が来ていたのですが、びくともせず、

 かえって家に抱かれている安心感がありました。

  そして、その嵐の夜、デコさんが長女の方の赤ちゃんを取り上げ、月読ちゃんが無事誕生しました。

 その日はなんとデコさんが長女を産んだ日だそうです。

  嵐の残る朝、散歩に出ると、大きな大きな木々たち、草たち、ブラウンズフィールド全体が

 祝福の歌を歌っているようでした。

 

  畑にいのちを吹き込むよりたかさん、一人でいのちに立ち向かうデコさん。

 いのちへの気づきをいただいたすばらしい合宿でした。感謝!

 

 ●2018年4月 < 輸入食品のこと >

 みなさん、こんにちは。

 今年は、春が足早にやってきて、驚きますね。

 あわてて、桜を見に行ってきました。

 げんげ工房の前のジューンベリーも6月でもないのに、もう花が咲いています。

 温暖化の影響、ちょっと怖いです。

 

 もう一つ、最近聞いた怖~い話。

 先日、横浜港のテント倉庫に「潜入」して、輸入食材の保管状況を見てきました。

 少し前、輸入食材は「野ざらし」ということを聞いていたのですが、

 今は見学者が増えてきたので、テントの中に入れてあります。

 でも、状況は野ざらしと五十歩百歩。

 悪臭たちこめる冷暖房設備のないテントの中で、

 売れるまで何年もほっぽりぱなし。

 これは、 かなり強力な薬を使ってあることが明々白々ですね。

 この塩蔵野菜のお値段はなんと国産品の三十分の一。

 外食産業やコンビニ弁当などにもこの野菜が使われています。

 

 案内してくださった港湾労働組合の奥村芳明さんのお話しでは、

 食を輸入に頼り、添加物を多く取っている日本人の死体は腐りにくいそうです。

 葬儀屋さんはドライアイスの使用量が減ったといいますし、

 ニュージーランドの地震の時も日本人の片付けは後でもよいと言われたそうです。

 食品添加物の影響、かなり怖~いです。

 

 

●2018.3月 <種子法廃止について>

  みなさん、春がきましたね。いかがお過ごしですか。

 3月を色に例えれば、ひな祭りの桃の花の桃色でしょうか。

 この淡い色を見るだけで、なんだかうれしいです。

 

  さて、今回は種について、少し書かせていただきます。

 この間(かん)、ずっと平和な暮らしを脅かすような法案(秘密保護法・安全保障関連法など)が

 国会を通っていますね。

  そして、さらに食の根本を揺るがす「種子法廃止」もするりと国会を通ったようです。
 それで、この3月末に「種子法」が廃止されることになり、

 多くの大変な問題が出てくるということです。

 みなさん、ご存知でしたか。

 私は教えてもらったばかりで、びっくりしています。

 

 日本は江戸時代、世界に先駆け「種屋」をつくり、農家も種の保存、改良をすすめてきました。

そのおかげで大根だけでも110種類という豊な食の文化を作り上げてきました。

でも、これからは、「種子法」廃止で、公的な支えが無くなり、種の育成の技術もなくなる可能性が

でてきました。種の保護が取れると、種子は高くなり、多様性も失われます。

今でもかなり大企業の遺伝子組み換え種子やF1種子が幅を利かせていますが、

これがますますひどくなります。

農家の人たちは在来種や固定種が手に入りにくくなり、種が悪く、高くなります。

私たちも良い種子の食物が食べにくくなりますね。困ったことです。

 

 でも、まだ大丈夫。心ある人たちが、早速種子を守る事や、新しい法を作ろうと動いてくれてます。

ほんとに有り難いですね。
どうぞ、種子の世界にも春が来ますように。

 

 

●2018年2月  ≪砂糖について≫

  この間は思わぬ大雪に、旅に出ずとも、たっぷり「雪国」を楽しみました。
  みなさま、この頃の寒波の中、お元気でお過ごしでしょうか。


 先日NHKのためしてガッテンを見ていましたら、「茶色の砂糖にこだわっている人が多くいますが、

白砂糖と茶色の砂糖の栄養の違いは殆どありません」ということを言っていました。
 あれ?たしかに精白された白砂糖をもう少し煮詰め、茶色にしたもの(三温糖など)もありますが、

精白されず、ミネラルが多く含まれている茶色の砂糖がいろいろあるのに、

このまとめ方はおかしいなと思いました。

 精白しているか、していないかは栄養的に大きな違いがあると思います。健康情報番組でしたら、

そのことに言及しないのは片寄りですね。
 新聞を読みながら、テレビを見ていましたので、後でフォローされていたかもしれませんが、

この番組はあれ?と思うことが時々あり、気になります。

 

 昨年11月に、アメリカの砂糖業界が砂糖の有害性を指摘した研究を50年間隠していたことが

話題になりましたが、それとの関連を感じてしまいました。

 

 私など情報が多すぎ、個人ではなかなか整理できず、ついマスメディアに頼ってしまいますので、

情報に片寄りがあるのはとっても怖いです。

 

 

 ●2018年1月  <1968年に学ぶ>

 明けましておめでとうございます。

 平和で幸せに満ちた年になりますように。

 

  昨年、「1968年 無数の問いの噴出の時代」(佐倉・歴史民俗博物館)の展示を観てきました。

 資料がよく整理されていて、映像も多く、昔の熱い時代がまざまざと甦りました。

 ところで、よく話題になることですが、あの時代の問いは今に生きているのでしょうか。

 歴史の記憶は糧になっているのでしょうか。

 

  先般知ったのですが、イタリアの精神病院を無くした動き、「自由は治療だ」を合言葉に、

 「不可能を可能にしてみせた」人々の動き。それは、60年代に欧州の学生たちが問いつづけ、

 求めつづけた脱権力、脱体制を実現させたものだそうです。

  その立役者のフランコ・バザーリアは言います。

 「理性の悲観主義に対して、実践の楽観主義を!」と。

  確かに、現場の変化は私たち一人ひとりの実践からしか生まれませんね。   

  年の初めにあたり、「実践の楽観主義」で世の矛盾と根気よく取り組んでいる人々に学び、

 私も行動的でありたいと思いました。最近内向きな私自身に反省をこめて・・・

 

  それでは、みなさん今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

●2017年12月 <植物の力>

 家の前の土手の草たちが、緑から茶色に変わってきています。

 今は丁度、半々ぐらい。もうすぐ、すべて茶色、冬の色になります。

 季節で植物の色が変化するということが、しみじみうれしいこの頃です。

 

  先日、「花の幾何まんだら―花から受け取る形と美とエナジー」という

 ドイツからいらした石川華代さんのワークを受けました。

  図形というものは自然の中からでてきたもので、

 花の中に幾何を見つけることができるとのことでした。

 今回の題材は「ベツレヘムの星(オオアマナ)」。

 その花の大小3つずつの花弁を円や三角形、六角形から作図するのですが、

 これが実に美しい形なのです。

 更に、そこに彩色するともう得も言われぬ美しさです。

 植物は何か不思議な力を持っていますね。

 今咲きほこっているコスモスも花芯に星形が集まっていて、

 まさしく、コスモス=宇宙。

 花こそ宇宙、無限の宇宙のかけらが私たちのそばにいてくれるのですね。

 

  私たちの周りの植物たちの佇まいには、

  季節以外にも教わる事がいろいろあり、本当に驚くことばかりです。

 

●2017年11月 <オープンダイアローグ>

 秋咲きのセージが今年もみごとに、うす紫の花を楽しませてくれています。

庭の片隅でも花があるのとないのとは大違い。花の力は大きいですね。

 

 ところで、先日、フィンランドで始まった「オープンダイアローグ」という心の病に効果を上げている手法についてお話を聞きに行ってきました。東京大学の安田講堂の美しい大講堂は主催者の人がおっしゃっていたように48年前の安田講堂占拠を思わせるような変革の情熱で溢れかえっていました。その日の情熱は日本の精神医療を変えたいという千人を超える人たちの熱い熱い思いでした。

 「オープンダイアローグ」はさすが人権の国と思える当事者や周りの人を徹底的に大切にする素晴らしい試みでした。必要な人員を揃え、時間・場所を作り、患者と医者ではなく、個人と個人として、すべて話し合いで進めるというものです。とても基本的で安心感のある方法ですので、これからいろんな場で広がればいいなと思いました。

 

 もう一つは、そこで頂いたちらしで、映画『精神病院のない社会』を知り、虎ノ門ホールに観に行ってきました。ここも千人を超える大きな集まりで、世界から30年は遅れているといわれている日本の精神医療を変えていく動きが力強く始まっているのを感じました。

 特にうれしかったのは、面白い人たちに出合えたことです。

 アルコール依存症の振りをして精神病院に入り、そこの非人道的なやり方をルポした大熊一夫さん。

人は集まると発電機。集まると元気がでるなど、励まし上手な「日本障害者協会」の藤井克徳さん。

市川市で患者支援組織「しっぽふぁーれ」を作っている精神科医の伊藤順一郎さんなど。

 精神科医と言えば、老人党をつくった、なだいなださんを思い出しますが、みなさん彼のように温かくて、

知的で、ユーモアのあるとっても魅力的な人たちでした。

 人という不思議な生き物の心に真摯に向き合っていると、こんなすてきな人になるのでしょうかね。

 

 また、この集まりではバザーリアの「自由こそ治療だ」というすてきな言葉とも出会えました。

 日本の拘束されている30万人の方のためにも精神医療がよくなることを切望します

 

●2017年10月  <種について>

 寝ていると虫の音。秋の夜長の静かな季節がまた廻ってきましたね。

積ん読の本の山が少し低くなりそうでうれしいです。
 

 ところで先日、「種」についてのお話しを聞く機会がありました。

驚くことがたくさんありましたが、今出回っている種は殆どF1種(1代交配種で種取りできない)で

農家は毎年種を買い、その種はほとんど大企業に独占されているようです。
 固定種(種取りできる種)の種を探すのが大変だなと思っていましたが、

古来種(固定種・在来種)がどんどん無くなり、こんなに危機的状況にあるとは思いもしませんでした。
 本来の美味しい野菜が消え、お店に並んでいるのはF1の「野菜もどき」だけ。
おまけに、日本では有機野菜の表示がされていても、

F1種が使われていることがあると知り、びっくり。

 

 種が変わればそれをいただく私たちの命まで変わります。
F1種作りに利用されているみつばちたちには不妊症の女王蜂が現れているそうです。

これは私たちへの警告。こわいですね。

 

 でも、遺伝子組み換え食品の問題を調べていた時もそうでしたが、

問題の深さに落胆する以上に、それに取り組む人たちの素晴らしい姿に出合い、感動します。

種問題もまさに然り。

 

 固定種の種しか扱わない野口種苗研究所の野口勲さん、
種の保存や種の交換会をやっている安曇野のシャンティクティさん、

無肥料で、自家採種の岡本よりたかさん、
赤字覚悟で新宿・伊勢丹に古来種野菜のコーナーを出す高橋一也さんなど

様々な方々の情熱的な活動があり、F1種に席巻されている日本にも希望を感じます。

 

 私も手に入れた固定種の野菜を大事に種取りして、

細々ですが、つないでいきたいなと思いました。

 

●2017年9月 <発芽酵素玄米>

みなさん、主食は何をどのように召し上がっていらっしゃいますか。
 私は最近まで、玄米を水に浸し発芽させてから、土鍋で炊いていました。
 
  でも、何人かの方から、酵素玄米の方が消化がよいとお聞きし、
 先日、川越の「太陽の家」へ「長岡式酵素玄米」の講習を受けに行ってきました。
  私は40年ほど前、マクロビオティックの料理講習で、玄米の炊き方を学んだのですが、
 それとはいろいろ違いがありました。
   「太陽の家」の新井郭之さんが丁寧に教えてくださり、発見もいろいろあったのですが、
 当然まだ、わからないことだらけです。
 
  そこで、今はとりあえず、発芽酵素玄米用の電気釜を購入し、それで炊いています。
 たしかに、土鍋より、ふんわり、もちもちでおいしく、消化も良さそうです。
 
  でも、電気による長時間保温にやはり抵抗がありますので、
 電気を使わない何か別のよい炊き方があればいいなと思います。
  健康と幸せの大本の素晴らしい玄米ごはんを

 多くの方に召し上がっていただきたいと思っていますので、

 これからも、よりよい玄米の炊き方を調べていきたいです。
 
●2017年8月  <子安美知子の贈り物>

  みなさんご存知だと思いますが、7月2日、子安美知子さんが天に帰られました。

 日本のシュタイナー教育・学校の草分けの方で、私の恩師でもありました。

 

  3月の今井重孝さんの講演会では「今、私たちの問題はエゴイズムを克服すること」など、

 元気なお話しを聞かせてくださり、クレヨンハウスの懇親会ではシュタイナー学校の

 広がりのことや日本の政治のこと、楽しいよもやま話もお聞きすることができました。

 

  6月には新刊『日本のシュタイナー学校が始まった日』をお送りいただいた折、

 私も少し書かせていただいたこともあり、自筆の温かいお手紙を添えていただきました。

 

  このようなわけで、まだまだご活躍くださると思っていましたし、

 教えていただきたいことが山のようにありましたので、

 突然の訃報に接した時は、ただただ無念で仕方ありませんでした。

 

  でも、7月30日の早稲田大学での「子安美知子を偲ぶ会」に参加させていただき、

 いろんな方のお話しをお聞きしていますと、自分でも驚くほど気持ちの整理がつき、

 無念さは無くなり、感謝の気持ちばかりになりました。

 

  最後の最後までエネルギッシュにお仕事をされていたこと、

 亡くなる直前「私の体は苦しんでいます。でも私の心は喜びでいっぱいです。」と

 仰っていらしたこと、

 お連れ合いの方が「よくやったね。立派な人生を送ってきた。」

 フミさんが「人間がスキな人でした。」など、多くの方温かい思いが語られ、

 「子安美知子の贈り物」の大きさに、感動の渦が広がるすてきな会でした。

 

  感動的な「偲ぶ会」が残された者に力を与えてくれるのですね。

 

●2017年7月  <ホリスティック教育>

みなさん、「ホリスティック教育」というのをご存知でしょうか。

 70年代にカナダのトロント大学のジョン・ミラーさんが始めた、

つながり・つつみこみ・つりあいの三つの"つ"を大切にする教育です。

私はこの教育を学ぶグループ「日本ホリスティック教育協会」に創立以来、関わってきました。

その会はこの度20周年を機に「日本ホリスティック教育/ケア学会」になりました。

下部組織の「東京ホリスティック教育研究会」にも125回ほどかかわってきましたので、

私にとっては大きな大きな一区切りになりました。

その集いが6月に大阪であったのですが、今まで多くの素敵な人たちに出合い、

いろいろ教えて頂いたことを思い出し、何だかとても感慨深いものがありました。

 

これからは教えて頂いたことを生かし、

げんげ工房を”つながり・つつみこみ・つりあい”をより意識した

楽しい「ホリスティックな学びの場」になるようにしたいなと思いました。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

●2017年6月  <人は皆、芸術家>

 先月、現代は「知性が麻痺している」というシュタイナーの言葉をご紹介しましたが、では、私たちはどうすればよいのでしょう。

 私は「芸術こそ知性を育てる」というシュタイナー教育の真髄を思いました。

 人が本当に現在を生き、未来を準備することができるためには、芸術の力をかりて、自分と向き合うことが必要なようです。

 「人は皆、芸術家」とヨーゼフ・ボイスは言いますが、何も表現しないとその力は眠ってしまいますね。

 私は本の虫で、つい本ばかり読んで過ごしてしまっているのですが、もっと絵を描いたり、楽器を奏でたり、手しごとに励もうと思った次第です。

 

●2017年5月    <知性の麻痺>
「今日、知的な力は大部分麻痺してしまっています。これこそが社会問題です。」
 先日、今井重孝さんの講演会で教えていただいたシュタイナーの言葉です。
 知的な力の弱さを感じている私は
ドキッ。
 
 ドキッっと印象深かったせいか、その後「知性の麻痺」を感じる出来事が
多々シンクロニシティしました。辺野古の美しい海を潰しての軍事基地建設。
野党は森友問題のドタバタに落とし前をつけることもできず、
千葉県の知事選では野党連合が組めず、政権交代は夢の夢。
共謀罪、憲法改正、米艦防護・・・どうなることでしょうね。

私自身を含め「知性の麻痺」をどうにか乗り越えねばと切に思うこの頃です。

 

●2017年4月  <広がるシュタイナー>

 春めき、季節が移り変わるこの時期は、万物は変化(へんげ)し、  

良きことに向かう希望を感じさせてくれますね。

 最近の出来事で特に希望を感じたのは、  シュタイナーへの関心の広がりを実感したことです。  

東京ホリスティック教育研究会(第123回目)で  元エマーソンカレッジの

アンドリュー・ウォルパートさんをお呼びした時、  急な企画に拘わらず、45人の方が来てくださったこと。         また、青山学院大学の今井重孝さんの「シュタイナーの社会論」の講演会には  

予想だにしなかった150人もの人が集まり、  『社会問題としての教育問題』が50冊も売れたこと。

 そして、げんげ工房の糸かけには、遠く島根県から、  一か月前にシュタイナーに関心をもち、  いろいろ調べているという大学の先生がお見えになりました。  

 また、親御さんたちのシュタイナー教育を体験させたいという願いで、

 いよいよ「シュタイナー子どもクラス」もスタートしました。

 社会は問題山積。  

 でも、水面下で精神の自由・法の平等・経済の友愛へと

 シフトしつつあるように思える春このごろです。

 

●2017年3月  <牧野 富太郎>
 春の光がそこまで来ていますね。
 春という季節が間違いなく、また廻ってくるという
 ありがたさや喜びを感じます。

 

  家の近く、散歩にでると、菖蒲園があり、
 そこに「ムジナモ発見の地」という碑があります。
 ムジナモは1890年、若き牧野富太郎が発見し、
 今は絶滅危惧種になっています。
 絶滅危惧種というだけで、私は親近感を覚えるのですが、
 牧野富太郎も「絶滅危惧種」です。
 小学校中退で、すべて独学。
 私財を投げ打って研究に打ち込み、地位や名誉、金銭に興味なし。
 東大植物教室の長年のパワハラにもめげず、
 ただただ、植物への愛に生きた情熱の人。
  今の偏狭な日本社会では、即刻つぶされていたかもしれませんね。
 早春の草木を見ながら、富太郎の生き方を思って、
 ほっこり人間っていいなと思うのです。

 

●2017年2月  <金星の糸かけ>

  みなさま、いかがお過ごしですか。
 1月は宵の明星があでやかに輝いていましたね。

 

  私は最近、金星の糸かけの方法を調べていて、
金星や惑星のこと、宇宙のことに興味を持ちました。
プラネタリウムに行ったり、 NASAの地球外生命体探査に加わった佐治晴夫さんの本を
 いろいろ読んだりしています。
 138億年前、僅かなゆらぎから誕生した宇宙。
 この宇宙のことを知れば知るほど、不思議さ、秩序性、美しさに
 全身全霊、圧倒されてしまいます。
 金星の糸かけの調べもすすみ、5パターン作ってみましたので、
 興味のある方はどうぞ糸を掛けにいらしてください。
 
 ●2017年1月 <初日の出>

  明けましておめでとうございます。
 みなさま、幸せと愛に満ちた年になりますように。
 
 元日の朝、家の前に60~70人の人集り。
 ここに30年近く住んでいても、
 お正月はいつも大阪の実家や長野、旅行先などで過ごし、
 東京で過ごすことはほとんどありません。
  それで、全く知らなかったのですが、
 ここは初日の出を見ることができる場所だったのです。
 
 それはうれしい発見でした。
 でも、ちょっと考えさせられる事でもありました。
 私は身近なこと、足元のことをほとんど知らないと気づかされたのです。
 今まで、出歩きすぎです。
 今年はじっくりこの地に立ち、
 身近なところからしっかり向き合っていこうと思ったことでした。
 
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

●2016.12月  <最近の若者>

 思いがけない雪もふり、寒さも本格的になってきましたね。
 みなさま、お元気にお過ごしですか。

 

 私は最近、立て続けに若い人たちのドキュメンタリー映画を観ました。
 一つ目はアメリカの元兵士の若者たちなどが貧困層の多い荒れた都市で
 空き地を耕し、野菜を作り、つながりを広げていくという
 『都市を耕す エディブルシティ』です。
 サンフランシスコにはこのようなファームが100あまりもあり、
 農業に興味を持つ若者が多く、戦争につながるような暮らしを
 見直しているようです。

 

 もう一つは、安保法制に異議申し立てをするために結成した
 学生たちの集まり「シールズ」の『わたしの自由について』。
 個人として立ち、仲間を募り、社会運動を始めてしまう
 なんと気持ちのよい若者たちでしょう。

 トランプさんの当選など、世の中、一見よくないことが
 増えているようですが、
 若者の動きに大きな希望を感じました。    
 
●2016.11月    <遺伝子組み換え作物>

 もうすぐ、立冬ですね。  
みなさま、いかがお過ごしですか。  

私は秋に十分触れないまま、冬を迎えてしまいそうです。    

 

 さて、先日の「健康ひろば」では  遺伝子組み換え(GM)の問題と取り組みました。  
天笠啓祐さんや河田昌東さんの遺伝子組み換えの講演会に行ったり、  

映画『遺伝子組み換えルーレット』を観たり、様々な本を読んだりしました。

 調べていると「食から世界が見える」ことを実感します。  

今、TPP(環太平洋連携協定)をアベ政権がごり押しをしている理由もよくわかり、  

多国籍企業との闇のつながりも見えてきます。  
 でも、うれしいのはそれと闘う人たちがなんとも逞しく、自由であることです。

アメリカのサンダースさんはじめ、GM実験で警鐘を鳴らしたセリニーニさん、

モンサント社を告発したフランスのジャーナリストのマリー・モニクさん。  

 世界はなんとおもしろいのでしょう。  

 
● 2016・10月  <電力の自由化>

 みなさん、電気はどこから買っていらっしゃいますか?  

 

私は残念ながら、まだ、東京電力です。  

変えるとスマートメーターを付けることになると聞き、 二の足を踏んでしまっています。    

 先日、「電力自由化」の話しを聞きに行ってきました。  

でもまだ、スマートメーターのことや  どこから買うのがいいのかよくわかりませんでした。  

 よくわかったことは、日本は世界一高い電気料金で、自由化も遅れている、 原発依存など、

政府と大手電力会社が人々の思いを無視し、  勝手放題をやっているということでした。  

 私たちの行動で、どうにかしたいですね。    

 

 今月もまた、よろしくお願いいたします。  

 
●2016・9月  <夏の終わり>

 いっぱい取れていたトマトもきゅうりもすいかも、  収穫がぐんと減りました。
夏が終わりますね。  みなさま、どんな夏を過ごされましたか。    

 

 私はお休みをいただいた8月、いろいろ出かけてみました。  

天香久山、畝傍山、耳成山の大和三山に囲まれた藤原宮跡では、  きれいな蓮の花にうっとり。  

長野では温泉三昧の日々。  
 さあ、命の洗濯の後は、みなさまと学び合いの楽しい秋です。  
 また、よろしくお願いいたします。  
 
●2016・8月  <選挙さまざま>

 暑い夏。熱い参議院選挙が終わりました。

 改憲勢力が三分の二になってしまい、  身が引き締まりますね。

 護憲派の天皇について「改憲論議を遅らせるために、  『生前退位』を持ち出し、

捨て身の抵抗にでた」という分析もあり、  世の中、ますますおもしろいです。    

 

 今は都知事選の真っ只中。  

より正確な行動をするには、ネット情報からも目が離せません。  

でも、今夜からしばらく用事のため東京を離れますので、  他所でやきもきしてしまいそうです。  

 

 さて、8月のげんげ工房はお休みをいただきます。  

 9月は第2・第4の火・水が活動日になります。  

 また、よろしくお願いいたします。  
 
●2016・7月

 お久しぶりです。  

 5月・6月はご案内を出せぬまま、日が過ぎてしまいました。  
機械類が苦手な私はパソコンのメールもあまり好きではありませんので、  

ご案内メールをやめようかなとも思いました。  
 でも、メールを待ってくださっている方がいらっしゃることがわかりましたし、

やはりこの便利さは捨てがたく、  時々になりますが、発信を続けたいと思います。  
 また、よろしくお願いいたします。    

 

 最近は毎週水曜日の活動が定着し、他の曜日もご依頼が入り、  

いろんな方と楽しく学びの日々を元気に過ごしております。    
 

 特に6月は生協でシュタイナーについてお話しさせていただく機会があり、  

久しぶりに集中して講座の準備をし、読書三昧の日々でした。 

お陰さまで、30人の定員を上回る申し込みがありましたし、 講座も楽しくできました。

また、参加された方々の関心も驚くほど高く、遣り甲斐のある出来事でした。

 あらためて、シュタイナーのよき思想に出会えたこと、

それを少しでも伝えることができたことが、しみじみうれしいなと思いました。